2014年2月26日水曜日

学生紹介 : 小谷野萌(修了生)



Q お名前と作品名を教えてください。
小谷野萌       作品は「Mrs. KABAGOdZILLA ─ミセス・カバゴジラ

 Tumblr: http://koyanomoe.tumblr.com/


Q 作品をつくるときになにを一番重視していますか?
A 映像のリズムと、言葉です。



Q 制作の合間にしていた気分転換は何ですか?
映画館に映画を観にいくこと、電車に乗って揺られることです。
また、ちゃんと家に帰り、お風呂にはいって、眠るのが一番よいと実感した2年間でした。



Q 制作をしながら聴いていた音楽や映像はありますか?
ラジオをよく聴いていました。
音楽は、「PASSION PIT」「きのこ帝国」。



Q 在学中で一番印象に残った出来事は何ですか?
一年次でco-workに参加し、韓国にいって共同制作をしたことです。
初めての海外で、韓国、中国の学生と作品制作をしたことで
視界が開けた感覚がありました。


Q 自分に足りないと思うものはありますか?
 ふいに心臓がとても痛くなるのですが、どうやら絵を書いたり撮影したり、
夢中になると息を止めていて、酸素不足が原因のようです。
もっと冷静に、呼吸をするような余裕を持ちたいと思います。


Q こだわりのツールは何ですか?
作画用紙として使用したトレーシングペーパーは40gの透け感がしっくりきました。
無印のノック式ゲルボールペンが一番インク感を出してくれました。
 


Q 五年前どこにいて、なにをしていましたか?
やっとひとりでアニメーションを一本つくれるようになった時期だと思います。
当時は東京工芸大学のアニメーション学科で学んでいて、
卒業したら商業アニメーション会社に入って動画マンになるつもりでした。



1、恥ずかしい話を教えてください。
あれは中学生の夏でした。
泳ぐのが下手な私は、検定で先生やクラスのみんなを驚かせてやろうと思い、
ひと夏の水泳教室に通って、密かに背泳ぎの特訓をしました。

努力の甲斐あって、背泳ぎをマスターした私ははりきって
検定に臨みました。

プールに笛の音が響き、私は力一杯背泳ぎ出します。
とにかく、25m先のゴールを目指して水を掻きました。
「泳ぐか、死か──」。
そのときの私にはそれしか頭になかったのです。
しかし、どんなに水を掻いてもゴールに着きません。
体力も徐々に失われて行きます。
確実に泳いでいるのに、なぜ?なぜなの?
そんなとき、みんなの叫ぶ声が耳に入ってきました。

「こやのーー!やめろーーーーッ!」

なにごとかと思い、泳ぐのをやめ、あたりを見渡すと
私だけがひとりプールの真ん中に立っていました。
私以外の全員がプールサイドにいて、
みな不安そうな、おびえた顔でこちらをみています。

***************************************************************

あとからクラスメイトが教えてくれたのですが
私は背泳ぎを開始してから、
どんどんコースから外れ、
いくつものレーンを超えてほかの子たちの検定を妨害し、
広いプールに大きな輪を描くように、
何周も何周も、ぐるぐると泳いでいたそうです。

この夏のこれ以降の記憶はあまりありません。

しかし、なぜひとつのレーンにも引っかからなかったのか、
それは今でも謎です。


Q 自分を動物に例えるなら犬派?猫派? 
犬派


Q あなたがいま行きたい場所はどこですか?
中央林間にある、唯一無二においしいラーメン屋さんに行きたいです。




ありがとうございました。
小谷野萌さんの作品「Mrs. KABAGOdZILLA ─ミセス・カバゴジラ」はプログラムBにて上映いたします。プログラムBは、3月7日から三日間、横浜の馬車道校舎で上映となっています。

0 件のコメント:

コメントを投稿